ストレスには、ストレッサー(ストレスの原因)とストレス反応(ストレスの結果)があります。一般には、これらを総称してストレスと言っています。
ストレスは、よく風船に例えられます。膨らんだ風船を指で押すと風船はへこみ、そこにひずみができます。このひずみがストレスで、その原因を作っている指の圧力がストレッサーということになります。
そして、さらに強く押してゆくと、風船はもうそれ以上絶えられなくなり、ついには破裂してしまいます。これがストレス反応です。
これを実際の例で表現すると、雑用ばかり多い職場(ストレッサー)で、休みも取れずストレスがたまって行き、胃が痛くなってしまう(ストレス反応)、という関係性になります。
米国立労働安全衛生研究所:NIOSH(ナイオッシュ:National Institute for Occupational Safety and Health)の職業性ストレスモデルというものがあります。
職業性ストレスモデルでは、仕事にまつわるストレスを次のように説明しています。
職場には、職場環境とか、役割とか人間関係というような様々なストレスの原因(ストレッサー)が存在し、そのストレッサーによって、心理的反応、生理的反応、行動という様々な(急性)ストレス反応が出て、最終的に疾病(病気)につながる。
その際に、個人的な要因、仕事以外の要因によるストレスも影響し、上司や同僚、家庭が支援することでストレスが軽減されるとされています。
この職業性ストレスモデルは、現在自分が置かれている状況を図式的に整理し、どういうところに原因があり、その結果どうなっているのかを体系的に理解するのに役立ちます。
そして、体系的に理解がされることで、対策の立案と実施に向けた検討がより具体的にできるようになります。
私は、仕事上、カウンセリングをしていますが、相談に来た方に対し、この職業性ストレスモデルで説明するようにしています。これによって、相談に来た方自身が、より体系的に理解ができるし、今後の対策についても検討しやすくなります。
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